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俳句の庭

  • 舌出して貝に貝寄る秋の暮 大谷弘至

    9月 23rd, 2023

    「秋の(夕)暮」は、『枕の草子』以来その寂しげな風情が賞されてきた伝統的な季題。

    掲句は、伝統的な季題の情趣に凭れるのではなく、それを逆手にとって、「秋の暮」の貝の寂しさを自在に表現した作品。貝が舌を出して他の貝に寄っていくことなど、実景としてはありそうもないが、一読貝の気持ちが分かったような気になるのも、「秋の暮」という言葉のもつ力だろう。『俳壇』2023年10月号。

  • 山葡萄

    9月 23rd, 2023

    ブドウ科の蔓性落葉低木。日本の冷涼地に自生する。夏に黄緑色の小花を房状につけたあと、秋、黒い球状の葡萄に似た実をつける。実が生食されてきたが、近年、ワイン、ジャム、ジュースの原料として活用されている。口に含むと、野趣豊かな酸味が広がる。

  • 穂紫蘇(ほじそ)

    9月 23rd, 2023

    紫蘇(しそ)の花期は晩夏初秋の頃で、花穂(かすい)が次々と開花する。花序は総状花序で、花色は白から紫色。夏に繁茂する葉を食用にするほか、秋に伸びる花穂も食用になり、花をつけたもの、花が終わって実が熟す前のもの、実がふくらんだもの、しごいた実は、それぞれ用途がある。特に、実が熟す前の穂紫蘇は、刺身のつまのほか、醤油漬けや和え物、天ぷらなどに利用される。

  • 椎の実

    9月 18th, 2023

    椎はブナ科の常緑高木でスダジイやツブラジイ等が含まれる。本州から沖縄にかけて自生し、また、街路樹や公園木として植栽されている。6月頃穂状花をつけた後、秋に実る実は古くから食料となっている。

  • 葛

    9月 18th, 2023

    マメ科の蔓性多年草。日本全国の山野に自生し、林、土手、河原などに、褐色の粗い毛のある蔓を伸ばして旺盛に繁茂している。かつて大和国吉野川上流の国栖(くず)の里が葛󠄀粉の産地であったことからこの名がある。花は古くから秋の七草の一つに数えられている。根の澱粉が葛粉になる。

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