「秋の(夕)暮」は、『枕の草子』以来その寂しげな風情が賞されてきた伝統的な季題。
掲句は、伝統的な季題の情趣に凭れるのではなく、それを逆手にとって、「秋の暮」の貝の寂しさを自在に表現した作品。貝が舌を出して他の貝に寄っていくことなど、実景としてはありそうもないが、一読貝の気持ちが分かったような気になるのも、「秋の暮」という言葉のもつ力だろう。『俳壇』2023年10月号。
「秋の(夕)暮」は、『枕の草子』以来その寂しげな風情が賞されてきた伝統的な季題。
掲句は、伝統的な季題の情趣に凭れるのではなく、それを逆手にとって、「秋の暮」の貝の寂しさを自在に表現した作品。貝が舌を出して他の貝に寄っていくことなど、実景としてはありそうもないが、一読貝の気持ちが分かったような気になるのも、「秋の暮」という言葉のもつ力だろう。『俳壇』2023年10月号。
椎はブナ科の常緑高木でスダジイやツブラジイ等が含まれる。本州から沖縄にかけて自生し、また、街路樹や公園木として植栽されている。6月頃穂状花をつけた後、秋に実る実は古くから食料となっている。
