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俳句の庭

  • 初鶏や杉山檜山闇のまま

    1月 9th, 2024

    「初鶏」は元日の暁に鳴く鶏のこと。元日の夜明け、まだ暗いうちに初鶏のこえを聞くと、改まった清々しい気分になる。

    掲句は初詣に早暁の電車に乗って秩父方面に出掛けたときの一句。とある駅で停車したとき、車窓の闇の中で、学校か寺社で飼っているらしい鶏が時を作っていた。鶏鳴を契機に、新たな年が流れ出したように感じられた。平成29年作。

  • 古巣

    1月 9th, 2024

    鳥の雛が巣立って打ち捨てられた古い巣のこと。木々が葉を落とす冬から芽吹きが始まる春先にかけて、雑木林の古巣が目につく。一方、木々が葉を茂らせる晩春から夏にかけては、古巣がそこにあったことすら忘れ去られてしまう。俳句では春季に分類されている。

  • 年の暮

    1月 9th, 2024

    一年の終わり。12月の半ばを過ぎると、新年の準備にとりかかる。特にクリスマスがすむと、その年も残すところ数日となり、正月が目前に迫ってくる。煤払い、餅つきなどの行事も多く、何かと慌ただしい気分になる時期だ。

  • 寒禽(かんきん)

    1月 8th, 2024

    冬に見かける鳥の総称で、特に種類は問わない。秋から冬に渡ってくる鳥に限らず、留鳥でも漂鳥でも冬に見かける鳥のことをいう。餌に乏しい冬は、鳥たちにとっても厳しい季節。

  • 急流にのりて年去り年が来る

    1月 8th, 2024

    年が改まっての感慨を託す季語には、「去年今年」、「新年」、「年立つ」などいろいろある。時の流れの迅速を思うのもこの時季だ。

    掲句は大晦日から元旦にかけての感慨を句にしたもの。前年の10月に母が亡くなり、年が去り年が来る慌ただしさのなかで、無常迅速という言葉がしきりに思い起こされた。月日の歩みは、急流にのって流れ去っていく水のようなものではないだろうか。令和2年作。

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