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俳句の庭

  • 種漬花(たねつけばな)

    3月 19th, 2024

    アブラナ科タネツケバナ属の多年草。田圃や水辺の湿地、荒地などに自生。仲春頃、茎の先端に総状花序をなす白色の小さな四弁花を咲かせる。イネの種籾を水に漬けて苗代を準備する頃に咲くのでこの名があるという。別名「田芥(たがらし)」。

  • クレソンを朝の瀬音の中に摘む

    3月 18th, 2024

    クレソンは、アブラナ科オランダガラシ属の多年草。明治初期に食用・栽培目的でヨーロッパから渡来し、その後各地の川などで野生化。初夏の頃、白色の四弁花を多数咲かせる。肉料理の付け合わせにしたり、サラダにして食べる。独特の香りとさわやかな辛みが特徴だ。

    掲句はとある小川で野生化して生えているクレソンを詠んだもの。綺麗な流れの中に密集して生えるクレソンの鮮やかな緑が印象に残った。実際には眺めていただけだが、サラダなどにするために摘むところを想像した。令和4年作。

  • 春の露

    3月 18th, 2024

    春に生じる露のこと。露は空気中の水蒸気が放射冷却で冷やされて草木に水の玉となって付着するもので、寒暖差の大きい春と秋にしばしば見られる。単に「露」といえば秋の季語。春の露は萌え出たばかりの若草や、冬の間乾燥していた古草をしっとり濡らす。

  • 木蓮(もくれん)

    3月 18th, 2024

    中国原産のモクレン科モクレン属の落葉木。平安時代に薬用目的で渡来し、現在では観賞目的で庭木や公園樹として各地で栽培される。3、4月頃、枝先に六弁花を空へ向かって立つように咲かせる。花の後、大きな葉が互生する。紫木蓮、白木蓮、唐木蓮などがある。単に「木蓮」といえば紫木蓮を指す。

  • 揚雲雀川蛇行して野を広げ

    3月 17th, 2024

    雲雀(ひばり)は、各地の麦畑や草原などに巣をつくる小鳥。繁殖期になると、オスは、縄張りを宣言するため盛んに囀りながら空高く舞い上がる。

    掲句は蛇行して遠ざかる川を遠くまで見渡しての作品。関東地方を流れる川は数多いが、起伏に乏しい平坦な地を流れ去る川には、この地独特の趣がある。掲句の対象は東京と埼玉の県境を流れる柳瀬川。広々とした空と平地の真っただ中を雲雀が揚がっていった。令和5年作。

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