春の夜の朧にかすむ月のこと。地上の湿った夜気やヴェールのように薄く広がる雲を通して、月は朧になる。秋の澄んだ空を昇る月とは対照的に、朧月は滲んだ輪郭のまま重たげに昇る。暈のかかることもある。

春の夜の朧にかすむ月のこと。地上の湿った夜気やヴェールのように薄く広がる雲を通して、月は朧になる。秋の澄んだ空を昇る月とは対照的に、朧月は滲んだ輪郭のまま重たげに昇る。暈のかかることもある。

メキシコ原産のキク科の一年草。栽培しやすいことから花壇や庭先などに植栽されるほか、線虫の駆除効果があるので、野菜畑に一緒に植えられることもある。黄色と紅色の花を持つことから「紅黄草(こうおうそう)」と名づけられたが、一般的にはマリーゴールドの名で知られる。夏、枝先に菊に似た球状の頭花をつける。

マヌカはニュージーランド・オーストラリア原産のフトモモ科の常緑低木。別名御柳梅(ぎょりゅうばい)。森の外れの日当たりのいい場所に自生する。晩春から初夏にかけて、梅に似た真っ白な小花を雪のように咲かせる。マヌカハニーの蜜源として知られている。なお、「マヌカの花」は歳時記には掲載されていない。
掲句はニュージーランド旅行中の作品。南島のアロータウンからテ・アナウへ移動する途中、ワカティプ湖畔で昼食休憩を取った。ワカティプ湖は氷河の浸食作用によってできた湖で、湖岸に岩山がそそり立つような地形。湖は風の通り道で、帽子が飛ばされそうになるほどの強風が吹いた。
東南アジア原産のクワ科の落葉高木。ヤマグワは昔から日本に自生していたが、明治時代以降、蚕の飼料として外来のマグワが各地の畑に栽培された。若芽が出て新葉を茂らせる春は、桑が最も鮮やかに目に映ずる季節。養蚕農家は、これから秋の終りまで桑を摘み取るなど忙しい日々を送る。「桑」「桑の芽」「桑の花」は春季、「桑の実」は夏季。

夏になって枝を伸ばし、青葉若葉を茂らせた木のこと。生気あふれる若々しいイメージをともなう。暑い日の木陰は、人間や鳥たちに安息の場所を提供する。複数の木々であれば「夏木立」という。
