巻貝の一種。日本各地の浅い海に生息。白バイ貝と黒バイ貝がある。春から初夏にかけてが旬。身が食用になるほか、貝殻はベイゴマなどの細工物に使われる。「海螺貝」は季語になっていないが、「海螺廻し(ばいまわし)」は海螺貝を使ったコマ廻しのことで秋の季語に、また、身を甘辛く煮て正月の縁起物とした「海螺の身」は新年の季語に分類されている。
下の写真は白バイ貝。

下の写真は黒バイ貝。

巻貝の一種。日本各地の浅い海に生息。白バイ貝と黒バイ貝がある。春から初夏にかけてが旬。身が食用になるほか、貝殻はベイゴマなどの細工物に使われる。「海螺貝」は季語になっていないが、「海螺廻し(ばいまわし)」は海螺貝を使ったコマ廻しのことで秋の季語に、また、身を甘辛く煮て正月の縁起物とした「海螺の身」は新年の季語に分類されている。
下の写真は白バイ貝。

下の写真は黒バイ貝。

子猫が生まれるのは春がもっとも多く、春の季語になっている。生まれたばかりの子猫の愛らしさは無類。
「プラトニック」は精神的な愛情を指す形容詞で、「プラトニックラブ」などというが、その語源は古代ギリシャの哲学者プラトン。現在使われる「プラトニック」の語義は、プラトンの思想や生き方を根っこに持っている。そんなことを考えていると、傍らの子猫が欠伸したという。何の悪意もない子猫の欠伸だが、それは肉体を離れた抽象的・理想的な存在に思いを巡らす人間たちの精神の営みを笑っているようにも見える。上五中七の措辞のしかつめらしさと「子猫あくび」の落差が、この句の俳諧味。『俳句四季』2024年8月号。
「橘」は日本固有種のミカン科の常緑低木。本州以南の海岸に近い暖地に自生するほか、庭木などとして栽培される。仲夏の頃、枝先の葉腋に白い五弁の香りのよい花を開く。果実は酸味が強くそのままでは食用には不向きだが、香りがよいので皮を和え物などに使う。古くからその香りが愛され、万葉集や古今集などに多く詠まれた花である。

「黄金虫(こがねむし)」と「かなぶん」は食性の特徴が異なり、「黄金虫」の成虫は葉、幼虫は根を食害するのに対し、「かなぶん」の成虫は樹液を吸い、幼虫は腐葉土などを食べるためむしろ益虫に分類される。しかしこの両者は外観が似ていることから、歳時記でも「かなぶん」は「黄金虫」の傍題として扱われ、両者を混同する解説が散見される。夜、派手な羽音を立てながら灯火を目がけて飛んでくるのは「かなぶん」である。
掲句は、夜、灯火や網戸を目がけて飛んできた「かなぶん」を詠んだもの。夏の夜は暮れきっても、昼間の草木の緑が闇に滲んでいるように思えた。昆虫たちの命を育む闇に青臭さを感じた。令和5年作。