「色鳥」は、秋に渡ってくる花鶏(あとり)や尉鶲、真鶸などの小鳥を総称していう。色鮮やかな鳥が多い。
掲句は地方の鄙びた駅の佇まいが感じられる作品。日向の駅のベンチに独り座って、一時間に一本の電車を待っているとき、ふとホームの傍らの木を見上げると、色鳥が来ていて、その鮮やかな羽が見え隠れしている。何も急ぐことはないし、心乱されることもない。日暮れには間のある晩秋の一日。時折紅葉や黄葉が風に舞い、ゆったりと心豊かな時間が経過していく。『俳句界』2025年2月号。
「色鳥」は、秋に渡ってくる花鶏(あとり)や尉鶲、真鶸などの小鳥を総称していう。色鮮やかな鳥が多い。
掲句は地方の鄙びた駅の佇まいが感じられる作品。日向の駅のベンチに独り座って、一時間に一本の電車を待っているとき、ふとホームの傍らの木を見上げると、色鳥が来ていて、その鮮やかな羽が見え隠れしている。何も急ぐことはないし、心乱されることもない。日暮れには間のある晩秋の一日。時折紅葉や黄葉が風に舞い、ゆったりと心豊かな時間が経過していく。『俳句界』2025年2月号。
鱈(たら)の白子(精巣)のこと。酢の物、吸い物にしたり煮付けたりして食す。 色形とも雲に似ているのでこの名がある。「蓑腸」「菊腸」などともいい、地域によりさまざまな呼び名がある。鱈とともに冬季が旬。

ニシン科の硬骨魚。寒流性の回遊魚で、晩春の頃産卵のため岸に寄ってくる。かつては産卵の時季に北海道西海岸に大群が押し寄せた。これが鰊群来(にしんくき)で、産卵のため海面一帯が乳白色に変わったという。産卵期の春から初夏にかけて脂がのり美味。塩焼きなどのほか「身欠鰊」(夏季)などに加工される。卵巣は数の子になる。「春告魚」ともいう。

冬が終わること。「尽きる」という言葉に、長く厳しい冬が終わる安堵の思いや解放感が込められ、間もなく訪れる春を、こころ待ちにする喜びが滲む。とはいえ立春(2月4日頃)を過ぎてもしばらくの間寒さが残り、本格的な春の到来は先のことである。「冬の名残」「冬終る」「冬惜しむ」「冬果つ」「冬行く」「冬去る」「冬送る」などともいう。

大晦日に、一年を無事に過ごせた心祝として、また、長寿や身代が殖え伸びる願いを込めて食う蕎麦。各月末に蕎麦を食べる風習が大晦日だけに残ったもので、江戸中期以降町人の間に定着したといわれる。大晦日の夜に祝いの食事をとる風習の一つの表れでもある。「年越蕎麦」「つごもり蕎麦」ともいう。
