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俳句の庭

  • 龍太の句を拾う(3)

    12月 6th, 2024

    春の山幼な蛇笏を見てゐたり 龍太

    「雲母」昭和60年5月号に発表された作品。

    掲句には「生誕百年」との前書きがある。蛇笏の生まれは明治18年4月26日。春も深まり、明るい光と温かな空気に包まれて、ものの命に溢れている山。その山が産衣に包まれた赤子の蛇笏を見ているとの句意だろう。想像の中で、100年前に遡って蛇笏生誕に立ち会えるのも詩人の特権だ。この句は100年前に遡り、今眼前にある春の山が、今と同じように柔らかな眼差しを、人々の生活に注いでいるさまを思い浮かべている。その山は

    露の夜は山が隣家のごとくあり 龍太

    と詠んだ山でもある。ほのぼのとした味わいのある句だが、句集には収めていない。作品として普遍性に乏しいことを考慮したためだろうか。

  • メタセコイア紅葉

    12月 6th, 2024

    紅葉(もみじ)というと楓を指すことが多いが、その他の木を含めて総称することも多い。種類によって、櫨紅葉、桜紅葉、漆紅葉、柿紅葉など、木の名前の下に紅葉をつけて特定することもある。メタセコイアは中国原産のヒノキ科の落葉針葉樹で、公園や街路に植えられる。秋の紅葉は時間が経つにつれて淡い橙色からレンガ色、赤茶色へと色が変化する。

  • 平茸(ひらたけ)

    12月 6th, 2024

    ヒラタケ科の食用きのこ。晩秋から早春にかけて、主にコナラ、クヌギ、ブナなどの広葉樹の朽木、切株、倒木などに、いくつか重なり合って生える。他の茸より寒い時期に発生することから「寒茸(かんたけ)」の名もある。淡泊な味で癖がなく、さまざまな料理に利用できる。『今昔物語集』には平茸がでてくる逸話がある。なお、歳時記には掲載されていない。

  • 龍太の句を拾う(2)

    12月 5th, 2024

    春寒しいまはの際の国ひとつ 龍太

    「雲母」平成3年3月号に発表された作品。

    「春寒」は早春の頃の寒さのこと。春に半ばは心を寄せていながらも、相変わらず続く寒さ。掲句は春なお寒さの残る中で、「いまはの際の国」の滅びゆくさまを、遠国の一国民として見守っているとの意だろう。当時、ソビエト連邦は多くの共和国から構成されていたが、1991年末、いくつかの共和国が脱退し、中央集権体制が崩壊した。ソ連の崩壊は冷戦の終わりを告げた事件だったが、その後旧ソ連の国々の間で紛争が絶えないことは周知のこと。

    山梨の山中に住みながら、当時の国際情勢に無関心ではいられなかった龍太の心の内が窺える作品だ。といっても、この句は句集には収められていない。確かに「いまはの国」と言われても、三十年後の読者には余りピンとこない。時事問題を詠んだ句が陳腐化しやすいことを、龍太は承知していたのかも知れない。

  • 鯛焼

    12月 5th, 2024

    鯛の形をした鉄板の型に小麦粉の生地を流し込み、小豆餡を包んで焼いたもの。一年中販売されているが、寒い中で食べる焼きたての鯛焼は格別だ。最近は中の餡にもバラエティがある。

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