秋に紅葉する「柞(ははそ)」のこと。「柞」は小楢の古名、又は小楢、櫟などブナ科の落葉樹を総称する古名で、古くから和歌などに詠まれてきた。秋には紅葉し、はじめ黄色、しだいに黄褐色や橙色に色づき、寒冷地や若木では赤茶色に染まるものもある。単に「柞」といっても、柞紅葉のことを指し秋の季語となる。「楢紅葉」ともいう。

秋に紅葉する「柞(ははそ)」のこと。「柞」は小楢の古名、又は小楢、櫟などブナ科の落葉樹を総称する古名で、古くから和歌などに詠まれてきた。秋には紅葉し、はじめ黄色、しだいに黄褐色や橙色に色づき、寒冷地や若木では赤茶色に染まるものもある。単に「柞」といっても、柞紅葉のことを指し秋の季語となる。「楢紅葉」ともいう。

「年新た」は一年の始めのことで、新年、年立つ、年明く、年改まる、年来る、年迎ふなどともいう。見るもの全てがめでたく改まって感じられる。
掲句は神楽の舞人が舞い終わって、翁面(おきなめん)を外したときの一瞬の感受を句にしたもの。正月に初神楽を舞って神に奉納するところは多い。作者も初詣に訪れた地元の神社で神楽を見物していたのだ。翁面を外したとき現れる素顔が、やはり翁だったというところに、軽いおかしみと目出度い気分がある。年酒に少し酔った眼には、青々とした正月の空が広がっていることだろう。神楽には宮中の御神楽(みかぐら)と里神楽があるが、この句には里神楽らしい親しみやすい普段着の雰囲気がある。『俳壇』2025年1月号。
その年の収穫から数ヶ月で製造されたワイン。日本各地のワイナリーは、収穫されたばかりのブドウを使用して醸造し新ワインとして発売する。日本の新ワインの解禁日は通常11月3日。因みに、「ボジョレ・ヌーヴォ」の解禁は毎年11月の第三木曜日。なお、俳句で「新酒」「今年酒」「新走り」(秋季)といえば日本酒のことであり、「新ワイン」については歳時記に掲載されていない。

冬の寒さのことに強い感じ。特に、地の底から肌を這い上がるような冷えをいう。風のない夕暮や夜などに真綿で包むようにしんしんと募ってくる寒さだ。歳時記には「冷たし」の傍題として出ていることが多い。なお、気象学上の定義はないという。

「すばる」は冬の夜空を飾る牡牛座の中のプレアデス星団の和名。宵の空にいち早くのぼり、6、7個の星のかたまりが天頂近くに仰がれる。「寒昴」「昴宿(ぼうしゅく)」「六連星(むつれぼし)」とも呼ばれる。
掲句は「寒すばる」の星々の光が触れ合い、音として降ってくるという。「音」と言いながらも騒がしさはなく、しんと冴えわたる天空の星々が見えてくるところがいい。星の光を音と感受するところに作者の詩心の純粋さが感じられる。『NHK俳句』2024年12月号。