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俳句の庭

  • 福袋

    1月 2nd, 2025

    「初売」(新年)の傍題。「初売」は新年初めての商いのことで、昔は元日は休んだが、今は元日の午前中から開店する店が多い。百貨店などではこの一年の繁盛を願い、「福袋」などを用意して客を呼び込む。年始の風物詩となっている。

  • 龍太の句を拾う(14)

    1月 1st, 2025

    秋の蟬生死草木と異ならず 龍太

    「雲母」昭和63年9月号に発表された作品。

    「秋の蟬」は立秋を過ぎて鳴く蝉のこと。8月中・下旬の頃の蝉の鳴き声にはまだまだ力強さがあるが、日が経つにつれて油蝉に替わって蜩や法師蝉が鳴き始め、秋も深まるにつれて数が減り、声も弱々しくなっていく。

    掲句は蝉という生き物のもつ草木に近い在りようを「生死草木と異ならず」と表現した。蝉に、動物のもつ生々しさよりも、草木に近い印象を持っているのは、私だけではないだろう。例えば蟷螂に捕らえられて喰われるときの蝉は、自らの生死に無関心なあっけらかんとした姿で蟷螂に喰われてしまう。草木から栄養をもらい、草木の精のような存在としてこの世に短い生涯を送る。そのような蟬というものの本質を、この句は掴んでいるように思う。

    句集には収められなかったが、発想の独自性という点で捨てがたい作品だ。既存の句集に収められている                     碧空のひかりを収め秋の蟬 龍太                       など4句と比べても、遜色ない出来と思われる。

  • 大晦日(おおみそか)

    1月 1st, 2025

    12月31日のこと。「大三十日(おおみそか)」「大晦日(おおつごもり)」「大年(おおどし)」ともいう。元日を翌日にひかえた一年最後の一日であり、年越しそば、除夜の鐘、二年参り、晦日祓いなど様々な伝統行事や習わしがある。なお、「晦日」は月の第三十番目の日、転じて月の末日をいう。

  • 伊勢海老

    1月 1st, 2025

    イセエビ科の甲殻類。日本近海でとれる海老のなかでは最も大きく、特に伊勢湾で多く捕れる。漁は主に冬季に刺し網で行われる。 雄渾な姿で、茹でると真っ赤になるので、縁起ものとして正月の蓬莱飾り、鏡餅や御節料理に用いられる。「飾海老」は鏡餅や蓬莱飾りに添えて飾る海老のことで「伊勢海老」と同様新年の季語。

  • 着ぶくれて撃たるることもなき街に 堀本裕樹

    12月 31st, 2024

    「着ぶくれ」は重ね着をしたり、分厚い外套をはおったりして体が膨れて見えること。着ぶくれると動作が鈍くゆっくりになる印象がある。

    掲句は平和な世が続いている日本にいて、戦地に思いを馳せた作品。ウクライナやガザ地区など世界では戦争・紛争が絶えず生起している。戦地に立ち会っていない人間にとって、気には懸かるが句に詠むことは難しい素材だ。掲句は、絶えず命や生活を脅かされる戦地と現代日本の「着ぶくれて撃たるることもなき街」を対比して、戦争に対する作者の思いを滲ませた。「着ぶくれ」という平和ボケの日本に相応しい季語がよく効いている。『俳句』2025年1月号。

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