立春を過ぎてようやく春の兆しがそこここに感じられる頃、再びぶり返す寒さのこと。「冴返る」の傍題。暖かい空気と冷たい空気が出合ったときにできる温帯低気圧は温暖前線と寒冷前線を伴って日本付近を通過する。温暖前線が通過したあとは春一番に代表されるような暖かい南寄りの風が吹いて気温が上がる一方、寒冷前線が通過したあとは冷たい北寄りの風が吹いて気温が下がる。この寒冷前線が通過した後の状態が「寒戻り」。桜の咲く頃であれば「花冷え」などともいう。

立春を過ぎてようやく春の兆しがそこここに感じられる頃、再びぶり返す寒さのこと。「冴返る」の傍題。暖かい空気と冷たい空気が出合ったときにできる温帯低気圧は温暖前線と寒冷前線を伴って日本付近を通過する。温暖前線が通過したあとは春一番に代表されるような暖かい南寄りの風が吹いて気温が上がる一方、寒冷前線が通過したあとは冷たい北寄りの風が吹いて気温が下がる。この寒冷前線が通過した後の状態が「寒戻り」。桜の咲く頃であれば「花冷え」などともいう。

「梓(あずさ)」はカバノキ科の落葉高木。本州、四国及び九州の山地に分布する。別名「ミズメ」。古来、儀式で巫女が使う梓弓の材料となった。木に含まれる独特の香りに魔除け効果を期待したとされる。冬には葉を落としきって枯木となる。

「春待つ」は春の到来を待ち望むこころもちを表す冬の季語。同じ時季の季語「春近し」よりも主観的で、待ちわびる気持ちが強い。
冬も終わりに近い頃、春を待ちわびる自らの心の動きや五感の働きを省みてできた作品。この時季、春の気配は日差しや木立など目に見えるものよりも、一段と活発になってくる鳥の声に感じ取れることが多い。昼、鵯や雀など身近な鳥の声に春の兆しを感じ取っていた我が耳が、夜眠っている間も覚醒したまま辺りに耳を澄ませているような気がした。春を待ちわびる思いの故だろう。令和5年作。
春になって身につける衣服のこと。パステルカラーの淡い色合いの服が目立つが、黒やグレーの色調であっても、素材は春らしい軽快なものが用いられる。着ぶくれていた冬の重い衣装から解き放たれ、心も軽々と浮き立つようである。「春服」ともいう。

ハナヤスリ科の多年生シダ類フユノハナワラビ(正式名)のこと。畦や林縁などに自生。夏は 枯れて、冬になると高さ30~40センチの葉を伸ばす。二種類の葉の 一つは普通の栄養葉、他は先に黄色い粟粒状の胞子をつける実葉(胞子葉)となる。これが花のように見えるので「花蕨」「冬の花蕨」ともいう。春に芽が出る山菜の「蕨」とは別。
