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俳句の庭

  • 霞

    2月 14th, 2025

    微細な水滴や塵や埃などが空中を浮遊して、空や遠景がぼんやりと見える現象。万物の姿がほのぼのと薄れて春の景色となる。気象用語では「霧」(視程距離が1キロ以下のもの)又は「靄」といい、「霞」の語は用いられないが、詩歌では昔から春の情景として詠まれてきている。夜は同じ現象を「朧」という。横に筋を引いたように棚引くものが「棚霞」。「草霞む」「山霞む」「鐘霞む」などとも用いられる。いずれも春季。

  • 遺志といふ寒紅梅のごときもの

    2月 13th, 2025

    寒梅は寒中に咲く梅全般をいう。寒紅梅は12月頃から咲き始める紅色または淡紅色の梅で、多くは八重咲き。

    掲句は眼前の寒紅梅の濃い紅から、「遺志」ということに思いを馳せた作品。その時心の中にあったのは前年に亡くなった飯田龍太のことだが、この句は特定の誰かに限定する必要のない句だと思っている。この世に生きる誰もが、志の一部を果たせないまま亡くなっていく。その思いは言葉にならなくても、伝わる人には無言のままでも伝わるのだと思う。平成20年作。『春霙』所収。

  • 建国記念の日

    2月 13th, 2025

    2月11日。戦前の「紀元節」は明治5年に制定され、昭和23年に廃止されたが、昭和41年「建国記念の日」として復活し、国民の祝日の一つに加えられた。神武天皇が橿原の宮で即位したとされる神武紀元元年正月1日を陽暦に換算した日。梅の花が咲き始める頃なので、かつては梅花節・梅佳節とも呼ばれた。

  • 鶯餅

    2月 13th, 2025

    たっぷりの餡を求肥(ぎゅうひ)又は柔らかな餅で薄く包み、青大豆の黄粉(うぐいす粉)をまぶしたもの。その色と形が鶯を思わせる。天正年間の頃、(大和)郡山城の城主であった豊臣秀長が兄の豊臣秀吉を招いた茶会を開く際に「珍菓を造れ」と命じ、御用菓子司に造らせたことが由来という。

  • 老木の瑞枝まみどり東風荒ぶ

    2月 12th, 2025

    「東風(こち)」は、春になって西高東低の気圧配置が崩れて、太平洋から大陸の方へと吹く風。ひと口に「東風」といっても、春特有の強風であることもあれば、柔らかい感触の風が吹くこともある。

    掲句の実景は樹齢何年とも知れない梅の老木だが、梅に限ることもないだろう。苔むしたごつごつの老木の幹から、緑色の瑞枝(みずえ:瑞々しい若枝)が伸びているのだ。年老いた木に潜んでいる生命力に驚かされた。折から、湿り気を含んだ「東風」が荒々しく木々を吹き抜けていた。いよいよ芽吹きの季節が到来する。令和2年作。

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