ヨーロッパ原産のナデシコ科フシグロ属の一年草又は越年草。別名「蠅取撫子」「小町草」。江戸時代以降観賞用に栽培されていたが、近年では河川敷や野原、空き地などで野生化している。5~7月に集散花序に紅色の小さな花を咲かせる。花の下の茎から粘液を分泌するのでこの名がある。

ヨーロッパ原産のナデシコ科フシグロ属の一年草又は越年草。別名「蠅取撫子」「小町草」。江戸時代以降観賞用に栽培されていたが、近年では河川敷や野原、空き地などで野生化している。5~7月に集散花序に紅色の小さな花を咲かせる。花の下の茎から粘液を分泌するのでこの名がある。

「驟雨(しゅうう)」は、夏の日の午後などに、急に降り出して大地に水しぶきを上げた後、しばらくすると止んでしまうにわか雨のこと。ときに雷をともなう。降り方は豪快で、止んだ後は涼しい風が吹きわたる。
掲句は甲斐小泉の信玄棒道を歩いたときの作品。信玄棒道は単に棒道(ぼうみち)ともいい、かつて武田信玄が北信濃攻略のために造った軍用道路。棒のように道がまっすぐ伸びていることからこの名がある。現在は自然散策路で、乗馬コースにもなっている。その日、実際に雨に遭った訳ではない。棒道に残っている馬蹄の跡は、戦国時代の武田の騎馬隊の行き来を思い起こさせた。平成15年作。『河岸段丘』所収。
中央アジア原産のイネ科の一年生または二年生作物。「燕麦(えんばく)」の別称もある。畑の雑草から作物化したとされる。世界各地の温帯で栽培されるほか、川原などで雑草化しているものもある。日本には明治初期に導入された。大麦、小麦、ライ麦などと同様、冬に種を蒔くと4月頃には青々とした穂が出、5~6月に黄褐色に熟れる。飼料用に栽培されるほか、オートミールの原料になる。

ツツジ科ツツジ属の常緑性低木。別名「西洋躑躅(せいようつつじ)」。19世紀初頭に、ベルギーを中心としたヨーロッパで、室内観賞用の鉢物として改良された。俳句では「躑躅(つつじ)」の傍題。晩春から初夏にかけてピンク・赤・白などの五弁花を咲かせる。八重咲きのものもある。促成栽培されたものは冬に流通する。

「マスク」は白いガーゼなどで口や鼻をおおうもの。冬季に流行するインフルエンザなどの感染予防や寒さ、乾燥などから鼻や喉を守る。
日本にマスクが導入されたのは明治初期。当初は主として粉塵よけに利用され、大正年代のインフルエンザ(スペイン風邪)大流行を契機に感染予防としての役割が注目を集めるようになった。その後、マスクは徐々に普及し、昭和に入り、インフルエンザが再び猛威をふるった昭和9年に、マスクの着用が流行した。その後、インフルエンザが流行るたびにマスクの普及が進んだ。
マスクして我を見る目の遠くより 虚子 など、マスクが俳句に詠まれ始めたのはおおむね昭和になってからである。
新型コロナウイルス感染拡大による生活様式の変化により、マスクは日常生活の一部になった。冬の季語だが、マスクが通年化するに伴い、季節感が薄れていることは否定できない。新年、春、秋など、他の季節と結びつけて柔軟に詠まれる傾向もある。