バカガイ科の二枚貝。「海松貝(みるがい)」ともいう。日本沿岸の内海の泥中に生息する。殻に海松(みる)が付いていることが多く、海松を食べているように見えることからこの名がある。横長の卵形の殻は白く、厚い殻皮で覆われている。太くて長い水管を突き出しており、主にこれを寿司種などの食用とする。冬から春が旬。なお、海松は海藻の一種で、これも春の季語。

バカガイ科の二枚貝。「海松貝(みるがい)」ともいう。日本沿岸の内海の泥中に生息する。殻に海松(みる)が付いていることが多く、海松を食べているように見えることからこの名がある。横長の卵形の殻は白く、厚い殻皮で覆われている。太くて長い水管を突き出しており、主にこれを寿司種などの食用とする。冬から春が旬。なお、海松は海藻の一種で、これも春の季語。

ナデシコ科の二年草。在来種のミミナグサとヨーロッパ原産のオランダミミナグサがあり、現在主に見かけるのはオランダミミナグサ。道路や道ばた、畑などに自生する。4月から6月にかけて白い五弁の小花をつける。葉は食用にもなり、ねずみの耳に似ていることからこの名がある。

「日脚伸ぶ」は年も明けて、少しずつ日が長くなること。一年のうちで最も昼が短い冬至を過ぎると、日一日と日照時間が延びて、昼が長くなってくる。1月の半ばを過ぎる頃になると、日没が遅くなったことや昼間の日差しの強さを実感するようになる。一歩ずつ立春が近づいてくる。
掲句は上野の動物園での作品。象の足元のコンクリートの床の上に、食べこぼした餌でも漁ろうとしているのか、一羽の鶺鴒(せきれい)が来てしきりに尾を振っていた。餌をもらいながらゆったりと日々を過ごす象と、その足元をちょこまかと歩き回る剽軽者の鶺鴒の対照に、ある種の趣を感じた。下五の「日脚伸ぶ」に、冬の終りが見えてきて、めっきり昼の時間が延びた頃の、ほっとしたような明るい安堵感が出ていれば幸いだ。平成20年作。『春霙』所収。
春になり繁殖期を迎えた小鳥たちの、求愛や縄張りを知らせる鳴き声のこと。私の近辺では初春の頃から真っ先に囀り始めるのがシジュウカラ、続いてホオジロやメジロ。ウグイスの初音が聞かれるのは仲春の頃。ヒバリの声を聞くのは春も深まってくる頃だ。それまでは藪などに潜んで地鳴きと呼ばれる短い鳴き声を発するだけだった小鳥たちが、春の繁殖期になると高い梢などに姿を見せ、美しい声で囀りはじめる。下の写真は芽吹き前の梢で囀りはじめたシジュウカラ。

タラ目ドンコ属の海水魚。「どんこ」は北海道、東北地方での呼び名で、正式名は「チゴダラ」だが、関東近辺の魚売り場でも「どんこ」の名で出ている。本体の身よりも肝が尊ばれ、焼きもの、汁物として食される。どんこ汁、ドンコ鍋は三陸地方の名物料理。淡水魚にも「どんこ」(スズキ目)の名を持つ魚があり、紛らわしい。なお、歳時記には記載されていない。
