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俳句の庭

  • 菊の香のただ中母の忌日来る

    2月 2nd, 2026

    「菊」は中国原産のキク科の多年草。奈良時代日本に渡来し、江戸時代になって観賞用としての菊作りが盛んになった。上品な香りがあり、多くの品種がある。

    掲句は、令和元年10月26日に亡くなった母の忌に際しての手向けの一句。花や線香のように実際に手向けたのではなく、心の中で手向けたのである。菊といえば上品なイメージがあるが、畑の隅に乱雑に咲かせている小菊や食用菊など、深秋の頃我々が日常親しく目にする花の一つ。母の忌日は、丁度庭先や畑の菊が咲き盛る時季に当たる。朝露をびっしり置いた菊はことに美しく、香りが高い。令和7年作。

  • 春隣(はるとなり)

    2月 1st, 2026

    厳しい冬の寒さの中にありながら、折に触れて春の兆しを感じる頃をさす。晩冬には寒さが緩む日が多く、春の訪れを感じることが多くなる。梅や椿の蕾が色づき始めたり、日差しが少しずつ力強さを増したりする。そろそろコートを冬物から薄手に変えようか、などと思案する。春を待ちわびる気持ちが込められた言葉。「春近し(はるちかし)」ともいう。

  • 疎水べりの枝垂梅

    2月 1st, 2026

    1月28日の朝に疎水べりで撮った枝垂梅。この梅もやはり立春前に咲き始めていた。枝が柳のように垂れ下がり、淡いピンクの花を咲かせる。この時期、疎水は朝方の放射冷却で結氷することが多い。

  • 藍つよく山稜北へ延びて冬

    2月 1st, 2026

    「冬」は春夏秋冬のひとつ。二十四節気の立冬(11月8日頃)から立春前日(2月3日頃)までの期間。陽暦ではおおむね12月、1月、2月の3カ月。気温が下がり、日本の多くの地域で氷が張ったり雪が降ったりする。

    掲句は「冬」の到来を詠んだ作品。私の住む町からやや隔たった西の方角に秩父山系の山並みが南北に走る。山並みは秩父山系から奥多摩、丹沢山系へと連なり、その時々の風の強弱や気温などによって表情を変える。その日は、近くの商業施設の屋上に立って、くっきりとした藍色の稜線を目で辿った。風が強い日は、山々が近々と眺められるのが魅力。冬の到来を感じた瞬間だった。令和7年作。

  • 欅枯る

    1月 31st, 2026

    落葉高木である欅(けやき)が葉を落とし、冬枯れの姿になること。一般に馴染みがあり名の知れた木が冬枯れする様を包括的に「名の木枯る」(冬季)というが、より情景を鮮明にするため、「桜枯る」「銀杏枯る」「葡萄枯る」「欅枯る」などと具体的な木の名前を入れて詠むことが多い。

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