ユリ科の多年草。別名「麦慈姑(むぎくわい)」。東北以南の山野、山麓、樹林、土手などに自生する。春、茎頭に釣鐘形の花を一個ずつつける。六枚の白い花びらの外側には赤紫色の筋がある。葉や鱗茎には甘みがあり食用にもされた。

ユリ科の多年草。別名「麦慈姑(むぎくわい)」。東北以南の山野、山麓、樹林、土手などに自生する。春、茎頭に釣鐘形の花を一個ずつつける。六枚の白い花びらの外側には赤紫色の筋がある。葉や鱗茎には甘みがあり食用にもされた。

「白魚(しらうお)」は、シラウオ科の魚の総称で、北海道から九州の沿岸域、河口付近、汽水域に棲息する。春、川を遡上して産卵し、産卵後は死んでしまう。春が深まるにつれ、店先に並ぶ「白魚」がだんだん大きくなるが、それでも10センチにも満たない。
「白魚」は蒸したり煮たりすると真っ白になるが、掲句は、鮮魚売り場で半透明のまま売られていた生の「白魚」の目に命の不思議を感じての一句。地球上に生きている生き物には、ほぼ共通に目が二つずつある。その可憐さは、寿命が一年しかない「白魚」に最もよく表れているように思えた。平成31年作。
イネ科の一、二年草。全国の野原、空き地、路傍、田畑付近などに自生する。雀は小さいことの譬えで、帷子は単衣の着物の意。晩春の頃、淡緑色の卵形の穂を円錐状につける。近縁種も多い。

アカエイ科の平たい軟骨魚類で、海底の泥に伏せて生息する。全長1~2メートル。尾が長く鞭状。背中から尾にかけて毒をもつ大きな棘が並ぶ。ヒレの部分を中心に煮付け、塩焼き、煮凝りなどにする。東北や北海道などでは「かすべ」と呼ばれる。俳句では「赤鱏」(夏季)の傍題。

キク科の一年草または越年草。地中海沿岸原産。葉は菊に似て、葉縁に鋸歯(きよし)がある。晩春の頃茎頂に黄又は白色の花を咲かせる。日本には、室町時代頃に中国経由で渡来したとされるが、野菜としての栽培が一般化したのは江戸時代から。冬から春にかけて収穫した若葉を和え物、浸し物、鍋物の材料などにする。ヨーロッパでは、食用よりも観賞用の植物として栽培されている。
