コンテンツへスキップ
    • HOME
      • POST
      • PROFILE

俳句の庭

  • 啄木鳥(きつつき)

    10月 7th, 2025

    キツツキ科の鳥の総称。四季を通して見られる留鳥だが、餌を採るときの木を叩く音と、目立つ色彩が、秋の雑木林などで印象的なことなどから、秋の季語になっている。日本で生息が確認されているのは12種だが、身近な野山で見かけるのはコゲラ、アカゲラ、アオゲラなど。コゲラはスズメほどの小さなキツツキで、全国の山野に生息するほか、街中の街路樹でも見かける。アオゲラはヒヨドリ大のキツツキで、本州以南の低地、低山の林に生息する。いずれも、樹の幹に嘴で穴をあけ、繁殖のための巣穴として利用するとともに、樹の中にいる昆虫類を捕食する。

  • 竈馬(いとど)

    10月 6th, 2025

    直翅目カマドウマ科の昆虫。詩歌の世界では、長い間蟋蟀(こおろぎ)と混同され、鳴くものとされてきたが、実際は発声器官はなく、鳴かない。別名「かまどうま」「えび蟋蟀(こおろぎ)」など。体色は光沢のある濃褐色で、翅をもたない。後ろ肢が強く跳躍力があり、長い触角をもつ。洞窟や木の洞などの暗所に棲む。残飯を食べに台所などにしばしば姿を現すこと、また馬のような跳躍をみせることなどからこの名がある。

  • 辣韭の花

    10月 6th, 2025

    辣韭(らつきよう)は、ヒマラヤ地方原産のユリ科ネギ属の多年草。日本を含め東アジアで広く栽培され、白色の鱗茎を食用とする。仲秋から晩秋にかけて花茎を伸ばし、その先端に球状の赤紫色の小花をたくさんつける。近縁種のヤマラッキョウ(下の写真)は、本州以南の山地の日当たりの良い場所に自生する。

  • 黒麺麭にチーズ一片鱗雲 望月とし江

    10月 6th, 2025

    「鰯雲(いわしぐも)」は鰯の群れのように空に広がる雲のことで、魚の鱗にも似ていることから、「鱗雲(うろこぐも)」ともいう。台風や移動性低気圧が近づく秋によく見られ、代表的な秋の雲。

    掲句は黒麺麭(くろぱん)に一片のチーズをのせた簡素な食事をしていると、窓に「鱗雲」がゆったりと流れているとの句意。「秋渇き(あきがわき)」という季語があるように、秋は過ごしやすい気候の中で、暑さのために減退した食欲が回復してくる季節。豪華なディナーなどとはほど遠い質素な食事だが、大地の恵みを感じさせる香ばしい黒麺麭とチーズは昔から黄金の組み合わせだ。食欲の秋を迎えた喜びが、簡素な食事だからこそ率直に伝わってくる。『俳句』2025年10月号。

  • 南仏紀行(10)

    10月 5th, 2025

    10日ほど滞在したのはシャモニー近郊のセルボ村。シャモニー渓谷の入り口に位置する静かな村だ。シャモニーを含めこの辺り一帯をサヴォア地方というが、サヴォア建築と呼ばれる豪雪や寒冷な気候に適応した石を使った堅牢な家々が点在していた。

    下の写真は、泊まっていたコテージから眺めていたモンブラン山群の朝の表情。昇ってきた太陽が山頂近くの雪を輝かしている。主峰モンブランは前山の陰に隠れて見えないが、モンブラン山群のほぼ全容が眺められるロケーションだった。

    村の中心部にあるサン・ラザール教会。起源は中世で、16世紀に再建。今でも村民の生活に溶け込み、洗礼や婚礼などが行われているという。村のどの道を歩いていても、この教会の鐘楼が目に入った。私たちが訪れたとき、2頭の驢馬が前庭に放牧されていた。

    教会の内部はバロック様式のもので、素朴だが、村人たちの心の拠り所になっている静謐な雰囲気があった。主祭壇の聖ラザロ像は、教会の守護聖人として村人に崇敬されているという。両脇にも小さな祭壇があり、聖母マリア像などが飾られていた。

    村内の道の行く手には雪を被ったモンブラン山群が仰がれた。昔のゆったりとした時の歩みがそのまま続いているようなセルボ村に滞在した10日間は、私たちの長旅の疲れを癒してくれた。

←前ページ
1 … 144 145 146 147 148 … 652
次ページ→

WordPress.com Blog.

コメントを読み込み中…

    • 登録 開始日
      • 俳句の庭
      • WordPress.com のアカウントをすでにお持ちですか ? 今すぐログイン
      • 俳句の庭
      • 登録 開始日
      • 登録
      • ログイン
      • このコンテンツを報告
      • サイトを Reader で表示
      • 購読管理
      • このバーを折りたたむ