コンテンツへスキップ
    • HOME
      • POST
      • PROFILE

俳句の庭

  • 小楢の芽

    3月 21st, 2026

     春に小楢(こなら)が新しい芽を出すこと。小楢は水楢(別名オオナラ)とともに、日本在来のブナ科の落葉高木。水楢と比較して、葉もドングリも小さめである。関東の平野部で見られるのは主として小楢。小楢の新芽は、3月頃から展開し始める。新芽は白い産毛に覆われており、銀色や白っぽく光って見える。「木の芽」の傍題。晩春初夏には、若葉が広がると同時に黄褐色の花が咲き、雄花は尾状に垂れ下がる。

  • 蟷螂のきらきらと蝶食みこぼす 松田晴貴

    3月 21st, 2026

    蟷螂(かまきり)はカマキリ目の昆虫。6月頃卵から孵る。大きく成長した蟷螂が目につくのは秋の訪れを感じる頃なので、秋の季語になっている。

    掲句は、蟷螂が捕えた蝶を食んでいる様を、「きらきら」との擬態語により描写した作品。この語により、蟷螂に食べられつつある大振りの蝶の姿や絢爛たる翅の模様が見えてくる。秋とはいえ、まだ強い日差しが虫たちに降り注いでいるのだ。『俳句四季』2026年4月号。

  • 本美之主貝(ほんびのすがい)

    3月 20th, 2026

    北アメリカ大西洋岸原産の二枚貝。「美之主」はギリシャ神話のビーナスのこと。別名「シロハマグリ」「大ハマグリ」。日本に入って来たルートには諸説があるが、東京湾、大阪湾などで定着、繁殖しているという。千葉県三番瀬などの潮干狩りで多く獲れる貝である。他の貝類と同様、身入りが良く美味しいのは、産卵前の春である。

  • ノースポール

    3月 20th, 2026

    アフリカ北部原産のキク科の一年草。別名「寒白菊」。日本に入ってきたのは1960年代。花期は長く、冬から春にかけて白い可憐な花を咲かせるが、最盛期は春。その様が北極の白い大地を連想させることから、この名がある。冬の寒さを乗り越えて咲く春の訪れを告げる花の一つ。なお、近年は花壇などで馴染みの花だが、歳時記には掲載されていない。

  • 須佐之男の大絵馬の煤払ひけり 亀井雉子男

    3月 20th, 2026

    「煤払(すすはらい)」は、新年を迎える準備として12月13日の「事始め」を中心に行われる屋内の煤や埃を落とす大掃除のこと。一年の汚れと厄を払う神聖な年末の行事。

    掲句は、年末の大掃除で、神社の本殿や絵馬堂などに掛けられている「須佐之男(すさのお)」の大絵馬の煤を払ったという。須佐之男命(すさのおのみこと)は、日本神話に登場する神で、荒ぶる暴風雨の神からヤマタノオロチを退治する英雄神へ成長した。厄除け・縁結び・五穀豊穣の神として神社などで祀られている。単明な句柄だが、一年の汚れと厄を払う神聖な年末の行事である「煤払」の雰囲気がよく表れている一句。『俳句四季』2026年4月号。

1 2 3 … 605
次ページ→

WordPress.com Blog.

 

コメントを読み込み中…
 

    • 登録 開始日
      • 俳句の庭
      • WordPress.com のアカウントをすでにお持ちですか ? 今すぐログイン
      • 俳句の庭
      • 登録 開始日
      • 登録
      • ログイン
      • このコンテンツを報告
      • サイトを Reader で表示
      • 購読管理
      • このバーを折りたたむ