日本の家屋において、涼しさを求めて風通しを良くした開放的な座敷のこと。障子や襖を取り外して葭戸(よしど)に替えたり、簾(すだれ)を吊るしたりして夏向きにしつらえる。

日本の家屋において、涼しさを求めて風通しを良くした開放的な座敷のこと。障子や襖を取り外して葭戸(よしど)に替えたり、簾(すだれ)を吊るしたりして夏向きにしつらえる。

夏の夜、灯火に集まってくる虫のこと。蛾をイメージすることが多いが、カナブンやコガネムシなどの甲虫類も含まれる。カナブンが翅音をたてて明るいガラス窓に突き当たったり、蛾が鱗粉をまきちらしながら街灯や誘蛾灯、室内の電灯などに飛んできたりするさまは夏の夜ならではの光景。

櫨(はぜ)の木はウルシ科の落葉高木。秋の紅葉が美しく庭木として植えられるほか、果皮から蝋をとるためにも栽培される。秋に大豆ほどの卵形の実が生り、熟れると緑色から濁ったような黄色に変色する。なお、「櫨ちぎり」(秋季)は櫨の実から蝋をつくるため、熟れた櫨の実を収穫すること。

フウロソウ科の多年草。全国の山野や道端に自生する。古来より下痢止めや胃腸病に効能がある薬草として知られ、煎じて飲むとその効果がすぐ現れることからこの名がある。夏に五弁の小さい花が咲く。花色は富士川をはさんで、東日本は白、西日本は紅紫色が多い。ドクダミ、センブリとともに、日本の三大民間薬の一つとされる。別名「医者いらず」。

スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木。和名はハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)。中国原産のシナツクバネウツギとアベリアユニフローラの交配種とされ、日本へは大正時代に園芸目的で導入された。初夏から晩秋にかけて、白や淡いピンクの釣鐘形の花を咲かせる。花期が長く、香りが良いことから、街路樹や生垣として広く利用される。近年の歳時記には掲載されていることが多い。
