天の川が秋の季語となっているように、星は空気が澄んだ秋が美しいとされるが、からりと晴れた夏の夜に屋外に出て仰ぐ星空にもまた格別の解放感がある。降ってくるような涼気の中で、蠍座・射手座・乙女座・牛飼座などの夏の星座を仰ぎ、星のことを語り合う。夏の夜の楽しみの一つだ。

天の川が秋の季語となっているように、星は空気が澄んだ秋が美しいとされるが、からりと晴れた夏の夜に屋外に出て仰ぐ星空にもまた格別の解放感がある。降ってくるような涼気の中で、蠍座・射手座・乙女座・牛飼座などの夏の星座を仰ぎ、星のことを語り合う。夏の夜の楽しみの一つだ。

脱皮した蝉のぬけ殻のこと。蝉の幼虫は3~10年ほど地中で過ごして蛹となり、その後地表に出て成虫となる。夏、地上に出てきて最後の脱皮を行い残った殻を「空蝉」、「蝉の殻」などという。殻には眼や節の一つ一つの跡が精緻に残る。
「うつせみ」はもともと「現し身」「現せ身」で生身の人間をさしたが、のちに「空せ身」(空しいこの身、魂のぬけ殻)という反対の意味に転じた。それゆえ「うつせみ」に、ぬけ殻となって空洞である「空蝉」の文字が充てられ、両者のイメージが重なった。



バショウ科バショウ属の多年草。中国南部原産で、平安時代に日本に渡来。バナナの仲間としては最も耐寒性があり、南国風の葉を観賞する観葉植物として、関東以西の庭園や寺院に植栽されている。夏に大きな葉を広げるが、風雨に破れやすい侘びた風情が芭蕉の本意であり、破れが目立つ秋の季語とされている。
芭蕉は、松尾芭蕉の号の由来となった。天和元年、門人の季下から芭蕉の株を送られた松尾芭蕉は、草庵の庭に植え、やがてこの株がよく繁茂して、人々から芭蕉庵と呼び習わされた。その後、芭蕉の侘びた風情が気に入った松尾芭蕉は、「芭蕉」を「桃青」の別号として使い始め、終生愛用した。

俳句では、単に「踊」といえば盆踊を意味し、秋の季語。本来は、盆に迎えた霊を供養し、かの世へ送り返すためのものだが、現代では娯楽としての要素を深めてきている。輪になって踊るその真ん中に櫓を組むのが一般的だ。


山椒はミカン科の落葉低木で日本の各地に自生。雌雄異株。春に黄色の小花が咲いた後、雌株についた熟さない青々とした小粒の実を「青山椒」(夏季)という。葉とともに香気が高く辛みも強いことから、焼き魚などに添えたり、佃煮や吸い口などにも用いられる。完熟した「山椒の実」は秋の季語。
