春に降る霙。それまで降っていた雨が霙に変わったり、水分の多い牡丹雪が途中で霙に変わることがある。芽吹き始めた草木に微かな音を立てて降る。冬と違い、陰鬱な印象はないが、心にしみてくる静けさがある。

春に降る霙。それまで降っていた雨が霙に変わったり、水分の多い牡丹雪が途中で霙に変わることがある。芽吹き始めた草木に微かな音を立てて降る。冬と違い、陰鬱な印象はないが、心にしみてくる静けさがある。

ヤナギ科の落葉低木。日当たりのよい山間部の渓流沿いや川べりなどに自生するほか、観賞用にも植栽される。早春の頃、葉より早く、ふわふわした銀白色の毛で覆われた大形の花穂を上向きにつける。この花穂がネコの尻尾を思わせることからこの名がある。真っ先に春の訪れを告げる植物の一つ。

「桜蝦(さくらえび)」は相模湾・駿河湾で獲れる深海性の小海老。透明で桜色をしていることからこの名がある。旬の時季に生食するほか、干海老にすることが多い。
掲句は宴会料理に出た一鉢の「桜蝦」の美しい紅に、お祝いの気分を見出しての作品。といっても、これまで数知れないほどの宴席を経験してきたため、誰の祝いの席だったか、今となっては思い出せないのだが・・・。春は人事異動の季節で、栄転や昇進にともなう歓迎会も多い。俗世間の行事であるそうした宴会は句の素材や対象にはなりにくいが、この時は宴席にあっても、俳人としての目を失わなかったと見える。平成23年作。
日本原産のシソ科の多年草。路傍の半日陰や、やや湿り気のある林縁付近に自生する。晩春から初夏に鋸歯状の葉の基部に淡紅又は白色の花を数個ずつつける。笠をつけて人が踊っているように見えることから、この名がある。

下の写真は踊子草と同属のヒメオドリコソウ。ヨーロッパ原産の帰化植物で、草の丈や葉・花の大きさとも踊子草の半分以下で小さい。
