中南米原産のカンナ科の多年草。日本には江戸時代前期に渡来し、現在では川原などで半野生化しているものもあるが、多くの園芸品種が作られている。夏から晩秋にかけて、高さ1、2メートルの茎の先端に、濃紅、赤、橙赤、黄色などの唇形状の花が開く。暑さにつよく、暑ければ暑いほど生育がよくなり、色鮮やかで大輪の花を次々と咲かせる。花弁のように見えるのは雄蕊が花弁化したもので、本当の花弁は萼のように小さく目立たない。

中南米原産のカンナ科の多年草。日本には江戸時代前期に渡来し、現在では川原などで半野生化しているものもあるが、多くの園芸品種が作られている。夏から晩秋にかけて、高さ1、2メートルの茎の先端に、濃紅、赤、橙赤、黄色などの唇形状の花が開く。暑さにつよく、暑ければ暑いほど生育がよくなり、色鮮やかで大輪の花を次々と咲かせる。花弁のように見えるのは雄蕊が花弁化したもので、本当の花弁は萼のように小さく目立たない。

オシロイバナ科オシロイバナ属の多年草。熱帯アメリカ原産で日本には江戸時代始め頃に渡来した。観賞用に栽培されるが、広く野生化している。晩夏初秋の頃、直径3センチほどの紅色、白色、黄色、絞りなどのラッパ状の花を多数つける。夕方から翌朝10時頃まで咲いている一日花。種子に粉質の胚乳があることからこの名がある。また、夕方から開くことから夕化粧(ゆうげしょう)との和名もある。

ヒガンバナ科の多年草で、本州、四国、九州の明るい林床や林縁などに自生する。早春のまだ他の草が生えていないうちに、狭長の葉を鱗茎から直接出す。晩夏初秋の頃、葉の枯れた後に花茎を伸ばし、先端で枝分かれした先に橙色の百合に似た六弁花を咲かせる。彼岸花と同様有毒植物。名の由来は、細長い葉をカミソリに見立ててつけられたといわれる。

椿は、冬から春にかけての花の時期が過ぎると暫く忘れ去られているが、夏、葉の陰に緑色の艶やかな実をむすんでいるのに気づく。赤子の握り拳ほどの球状の実だ。実はやがて紅を 帯び、秋には褐色となる。熟すと背が三つに割れて、 硬い暗褐色の種が二、三個とびでる。この種を絞ったものが椿油 で、古くから食用や髪油として用いられてきた。

カメムシ目(半翅目)に属する昆虫。体が亀の甲羅のような形をしていることからその名がある。刺激を与えると悪臭を放つことから、地方によっては「ヘコキムシ」「ヘクサムシ」「クサンボ」「クサムシ」など様々な呼び名がある。農作物を荒らすこともあるため、害虫として扱われることも多い。俳句では、他の悪臭を放つ虫と合わせて放屁虫(へひりむし)とよばれる。
