緑と黒の斑点がある黒褐色の体に透明な翅をもつ中形のセミ。俳句では秋の季語とされ、晩夏初秋に鳴くセミのイメージがあるが、実際にはニイニイゼミと同じく、むしろ他のセミより早く6月下旬から鳴き始める。明け方や夕刻にカナカナカナと軽い金属音のような澄んだ美しい声で鳴く。

秋の一日にも、秋の太陽や日差しにもいう。立秋を過ぎても太陽は容赦なく地上に照り付け、厳しい残暑をもたらす。しかし、秋の半ばを過ぎるとしだいに空は高く、大気は爽やかになり、晩秋には目に見えて日差しも衰える。秋の一日は、秋分を過ぎるとしだいに日が短くなり、冬が近づくころには、釣瓶落としいわれるように、一気に暮れてしまう。
