過ぎ去る秋を惜しむこと。「行く秋」よりも主観のつよい言葉。古来から「春惜しむ」と相対する言葉として、和歌や俳諧で詠まれてきた。季節の中で春と秋は過ぎ去るのが惜しい季節なので「春惜しむ」「秋惜しむ」と言う。一方、「夏惜しむ」「冬惜しむ」は、レジャーが多様化し、避暑・避寒が一般的になった現在では多少の作例が見られるが、季語としての歴史は浅い。

過ぎ去る秋を惜しむこと。「行く秋」よりも主観のつよい言葉。古来から「春惜しむ」と相対する言葉として、和歌や俳諧で詠まれてきた。季節の中で春と秋は過ぎ去るのが惜しい季節なので「春惜しむ」「秋惜しむ」と言う。一方、「夏惜しむ」「冬惜しむ」は、レジャーが多様化し、避暑・避寒が一般的になった現在では多少の作例が見られるが、季語としての歴史は浅い。

晩秋に刈取り期を迎える稲のこと。早稲(わせ)、中稲(なかて)に比べて出穂期から完熟期までの期間が長く、短日性で、日の入りが早くなるのを待って成熟する。霜や雪に遭遇することもあり、晩稲刈りの風景は慌ただしく侘しい。

キク科の多年草。九州以外の全国の日当たりの良い草地や道端に自生する。比較的寒冷な場所を好み、本州では東北や中部の亜高山などに多い。葉が胡麻(ごま)に似て食用になることからこの名があるという。9~10月に、枝先に多数の花柄を出し白い小さな頭花を散房状に密生してつける。花の後冠毛と呼ばれる綿毛のある種子ができる。なお、歳時記には掲載されていない。

秋はからっと晴れる日がある一方で、雨が降り続いて空気が湿っぽくなることもある。夏の蒸し暑さとは異なる、湿気に冷気が加わった感覚。日の暮れも早くなり陰鬱さが増す。

秋になると大気が澄み、晴れわたった空が高く感じられること。「天高し」ともいう。中国唐代の杜審言の詩の一節「秋高くして塞馬肥ゆ」が元になって定着した季語。なお、杜審言は杜甫の祖父にあたる初唐の詩人。
