南アメリカ原産のネギ科の多年草。明治時代に園芸植物として移入された。観賞用に栽培されるほか、逸出して山野に自生している。春、白から淡紫色の星形の六弁花を花茎の頂上に一つつける。野菜の韮とよく似た匂いがするのでこの名があるが、毒性があり、韮とは別種。なお、歳時記には掲載されていない。

「霾(つちふる)」ともいう。モンゴルや中国の砂漠の砂塵が嵐によって舞い上がり、偏西風に乗って日本にやってくる現象。大陸の雪が解ける春に多く見られ、日本各地で観測される。黄砂に覆われると空は黄色くなり、太陽も赤みを帯びる。近年は、モンゴルよりもさらに西方の中東の砂や微粒子が日本に到達しているという。大陸の砂漠化にともない、黄砂現象は年々激しさを増している。

ユリ科の多年草。別名「麦慈姑(むぎくわい)」。東北以南の山野、山麓、樹林、土手などに自生する。春、茎頭に釣鐘形の花を一個ずつつける。六枚の白い花びらの外側には赤紫色の筋がある。葉や鱗茎には甘みがあり食用にもされた。

イネ科の一、二年草。全国の野原、空き地、路傍、田畑付近などに自生する。雀は小さいことの譬えで、帷子は単衣の着物の意。晩春の頃、淡緑色の卵形の穂を円錐状につける。近縁種も多い。

キク科の一年草または越年草。地中海沿岸原産。葉は菊に似て、葉縁に鋸歯(きよし)がある。晩春の頃茎頂に黄又は白色の花を咲かせる。日本には、室町時代頃に中国経由で渡来したとされるが、野菜としての栽培が一般化したのは江戸時代から。冬から春にかけて収穫した若葉を和え物、浸し物、鍋物の材料などにする。ヨーロッパでは、食用よりも観賞用の植物として栽培されている。
