ユリ科の多年草。日本原産で、北海道から四国にかけての山野に自生するほか、昔から野菜として栽培されてきた。初夏に淡い紅紫色の小花が咲くが、春先の若い葉や鱗茎を汁の実や和え物、薬味などとして食する。これを茹でて、蛤やあさりのむき身と一緒に酢味噌で和えた「胡葱膾(あさつきなます)」は雛祭の供えものの一品。

ユリ科の多年草。日本原産で、北海道から四国にかけての山野に自生するほか、昔から野菜として栽培されてきた。初夏に淡い紅紫色の小花が咲くが、春先の若い葉や鱗茎を汁の実や和え物、薬味などとして食する。これを茹でて、蛤やあさりのむき身と一緒に酢味噌で和えた「胡葱膾(あさつきなます)」は雛祭の供えものの一品。

仲春から晩春にかけて降る長雨のこと。「霖」は長雨の意。日本の南岸沿いに前線が停滞し、梅雨時のような雨を降らす。秋の長雨を「秋霖」というが、それより明るく華やぎがある。草木の芽は解れ、花の蕾も膨らむ。特に菜の花が咲く頃降り続く雨が「菜種梅雨」。

春になってかぶる帽子。防寒用の冬帽子や強い日光を遮る夏帽子と異なり、実用性が高いものではない。冬帽子より薄手で軽やかになり、色も明るくなる。春を迎えた人々の心の明るさ、軽やかさが表れる。

朝立つ霞。「霞」は春の山野に立ち込める水蒸気のこと。空気中に広がった微細な水滴やちりが原因で、空や遠景がぼんやりと見える。万物の姿がほのぼのと薄れて春らしい景色となる。ただし、気象学的に明確な定義がある訳ではない。霧や靄だけでなく、黄砂や煙霧などによって景色がぼんやりと霞んで見える場合も含めて「霞」という。同じ現象を夜は「朧」とよぶ。

オーストラリア原産のキク科の一年草。別名「ローダンセ・ヘリプテラム」。我が国へは明治以降に渡来。草丈は50センチくらい。茎は硬く、線形の葉は互生する。4月頃、茎の先端に一つずつ、白またはピンクの菊に似た花をつける。切り花やドライフラワーなどに利用する。
