「クレソン」は、川や湿地に生育するアブラナ科の多年草。「オランダ芥子」ともいう。日本には明治の初めに在留外国人用の野菜としてヨーロッパから入ってきて、その後野生化した。現在では各地に自生し、浅い川などでごく普通に見ることができる。晩春から初夏にかけて、白色の四弁の花を多数咲かせる。肉料理の付け合わせなどに用いられる。

「クレソン」は、川や湿地に生育するアブラナ科の多年草。「オランダ芥子」ともいう。日本には明治の初めに在留外国人用の野菜としてヨーロッパから入ってきて、その後野生化した。現在では各地に自生し、浅い川などでごく普通に見ることができる。晩春から初夏にかけて、白色の四弁の花を多数咲かせる。肉料理の付け合わせなどに用いられる。

茅(ちがや)は、日本全国の日当たりのいい野や川原に生えるイネ科の多年草。3~4月頃、銀白色の花穂を伸ばす。この「茅花」がほころびて絮状になる頃に吹く南風のことを「茅花流し」といい、初夏の季語になっている。梅雨の先触れとなる季節風だ。

冬の寒気が去ると、氷っていた水は解け出して、日差しの中をきらめきながら流れる。早春の頃の水には刺すような冷たさがあるが、春が深まるにつれて温んできて、諸々の命を育む「春の水」となる。


茶摘みの最盛期は、ゴールデンウィークを挟んで前後の1~2週間。その頃摘んだものが一番茶で、俳句で「茶摘時」といえばその時期を指す。新芽が出る頃の茶畑は、萌黄の絨毯を敷き詰めたように美しい。その明るさの中を、四、五人の茶摘女たちが、向かい合いながら黙々と摘み進んでいく。茶園の生垣に新茶の幟が立つのもその頃だ。ただ、近年は、一部の高級茶を除いて、機械刈りが一般化してしまったので、かつての茶摘みの光景を目にすることは稀になった。また、かつては一番茶の後、6月下旬から7月上旬に二番茶、7月下旬から三番茶が摘まれていたが、近年は廃れてしまった。

桜の散っていく様は、日本人の美意識に訴えるところがある。花吹雪の中で、心は日常から離れ、万物が生滅を繰り返すこの世のことを思っている。そして、一つ一つの花びらは、天地の流転の中に投げ込まれる。水に散った花びらは忽ち流れ去って眼前から消えるし、地に散った花びらは、そこに散り溜まったり、風に吹き寄せられたりする。地に溜まっていた花びらも、数日の間に土に還って目につかなくなる。

