一般によく知られた落葉樹が冬に葉を落として枯木になることを「名の木枯る」というが、それぞれの木の名前を用いて「欅枯る」「欅枯る」などという場合が多い。「梅枯る」もその一つ。梅はバラ科サクラ属の落葉高木で秋から冬にかけて葉を落とす。

庭や公園の芝生や野の芝草は冬になると枯れる。枯れて一面の薄茶色になった芝は、日が当たれば暖かそうにみえ、雨や曇りの日には寒々とした感じになる。

大気中に低く立ち込める細かい霧を靄といい、四季を通してみられるが、特に冬季に朝の冷え込みなどにより立ち込めるものを「冬の靄」という。夜から明け方にかけて発生し、日の出とともに薄れてゆくことが多い。気象用語としては、視程が1キロ未満のものを霧、1キロ以上のものを靄と区別する。

石蕗(つわぶき)はキク科ツワブキ属の常緑多年草。大きな葉が蕗(ふき)と似ているのでこの名があるが蕗とは別種。暖地の海岸などに自生するほか、庭園などに植栽される。初冬、葉の間から長い花茎を伸ばし黄色い頭花を多数つける。

冬に入っても木の梢などに紅や黄色の葉が残っていることがある。辺りが枯れ色を深める中、日差しに映える残り少ない冬紅葉はことさら目を惹く。

