
11月に入ると朝晩の冷え込みが厳しくなって、空の色や星が冴え冴えとしてくる。東の空の藍色から茜色へのグラデーションの中で明けの明星(金星)がきらめく。暦の上で冬になるのも、もう間近だ。

11月に入ると朝晩の冷え込みが厳しくなって、空の色や星が冴え冴えとしてくる。東の空の藍色から茜色へのグラデーションの中で明けの明星(金星)がきらめく。暦の上で冬になるのも、もう間近だ。

近くのショッピングセンター屋上から撮った富士山。夕暮どきの茜色が山の右裾の空をうすうすと染めている。、今年(2025年)の富士山の初冠雪は10月23日で、平年より21日遅かったという。初冠雪から十日余り経ち、立冬を前にして、山頂の冠雪が関東からも目につくようになった。

朝、庭先に柿を食べに来ていた鵯(ひよどり)。鵯はヒヨドリ科の野鳥で、全国に留鳥として生息しているお馴染みの鳥。関東近辺では四季を通して見られる。渋が抜けて柿が甘くなったのか、ここ数日は鵯や目白が頻りに食べにくる。大柄な鵯が来ると、目白は姿を消してしまう。無遠慮で図々しいところもあるが、憎めない剽軽者である。

近隣の禅寺で撮った一枚。境内に植えてある獅子柚子(ししゆず)の実が布袋様(ほていさま)の膝の上に置かれていた。獅子柚子は鬼柚子とも呼ばれ、柚子の仲間ではなく、ザボンや文旦、晩白柚と同じブンタン類に属する。見た目が大きく、ごつごつしているので、悪魔を退治する縁起物とされている。

秋海棠(しゅうかいどう)はシュウカイドウ科の多年草。父が生前庭に植えていた秋海棠が、20余年経った今年の秋も咲いた。もちろん、当時花を咲かせていた株が今も生えているというのではなく、葉の付け根にできるむかご(肉芽)が地面に落ちて勝手に繁殖したものだ。秋海棠は湿り気のある半日陰を好むので、日当たりの悪い我が家の庭が好みと見える。今年の秋は雨が多く、秋海棠が雨に濡れながら生き生きと咲いていた。