登園のひとり泣き虫花ゑんど

「花ゑんど」は豌豆(えんどう)の花のこと。晩春の頃、赤紫や白、ピンク色の蝶のような形をした可憐な花を蔓の先に咲かせる。若い莢は絹莢、豆はグリーンピースとして食される。

掲句の対象は今年5歳になる孫。近隣に住んでいる年子の孫2人を近くの園バスの停留所まで送っていくのが日課である。上の男の子は、入園後しばらく泣きべそをかきながらの登園だったが、今ではすっかり慣れて、幼稚園が大好きなようである。道すがら、鉢植えの豌豆が花をつけていた。だが、以上のような作者に即した事実を離れて読んでもらえればと思っている。令和8年作。

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