夕立去り瞳のような空と会う 保里よし江

「夕立」は夏の午後から夕方にかけて、急に空が暗くなり雷を伴って激しく降るにわか雨のこと。比較的短時間で止み、涼しい風が吹きわたることが多い。

掲句は、夕立が止み、雲が吹き払われて現れてきた空を詠む。「瞳のような」との比喩は、汚れや濁りのない澄みわたった空を思わせる。ひとしきり降った雨は地上の熱気を冷まし、涼やかな風が作者を包んでいることだろう。秋も近い頃の夕立後の爽やかな空を想像した。『俳句四季』2026年8月号。


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