「二月」は、上旬に立春を迎えて暦の上で春になっても、依然として厳しい寒さが続く時節。厳しい寒さの中でも日照時間が延び、日差しは少しずつ春を感じさせるようになる。
掲句は、竹林に響く水音に「二月」の到来を感じ取っての作品。朝の光が差してきた竹林の一幹、一幹に、近くの川のせせらぎが、冬の間よりも力強く響いていた。目を閉じていると、その谺(こだま)に、紛れもなく「二月」という季節の明るさがこもっていた。「二月」は、振り返る月ではなく、前を向いて歩んでいく月。令和8年作。
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