紅梅は、梅のうち赤い花を咲かせる種類とその花をさす。白梅より少し遅れて咲く。単に梅という場合は、一般的に白梅を指すことが多い。
掲句は、紅梅が暮れきって闇に沈んだ中を抜けてきたとの句意。闇の中にほのかに浮かび上がる白梅に対して、紅梅はいち早く闇に沈む。闇に沈んでも、昼間目にした紅梅の艶やかさはいつまでも眼裏に残っている。紅梅が咲く頃の、やや寒さが緩んだしっとりした闇が周りを包む。『俳句』2026年5月号。
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