アカメガシワ又はキササゲの古名。『万葉集』以降の古歌に詠まれた「ひさぎ」が上記のどちらの植物を指すのかは、現代に至るまで説が分かれている。アカメガシワは、トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木。新芽・新葉が赤くなることからこの名がある。日本各地の山地に自 生する。夏、枝先に円錐花序を延ばし、そこに小さな白色の花を咲かせた後、秋にやわらかいとげで覆われた実が生る。また、キササゲは、中国原産のマメ科の落葉樹で、薬用及び鑑賞目的で庭先や公園に植栽される。花冠は黄白色であり、開花後はマメ科特有の細長い豆果を複数形成する。俳句では、初秋に葉が散るものとして秋の季語に分類される。
下の写真は10月下旬に撮ったキササゲ。
