真夏の太陽の直射によって、焼け付くような暑さに照りつけられた状態をいう。照りつけられた砂や岩などは、触ろうとしても火傷しそうな暑さになる。激しい暑さを視覚的に捉えた「炎ゆ(もゆ)」に対して、「灼く(やく)」は触覚的に捉えた言葉と言える。昭和初期の新興俳句の時期に水原秋櫻子らによって作られ始めた新しい季語である。
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