初夏から梅雨入り前にかけて、大麦、小麦、裸麦、ライ麦、燕麦(えんばく)などの熟れた麦を刈り取る作業。刈り取った麦を干して乾燥させるため晴れた日が選ばれる。梅雨の前の強い日差しの中での作業である。昔は鎌を用いた手作業だったが、今は稲・麦兼用の自脱型コンバインで収穫されることが多い。刈り取ったものを脱穀するのが「麦扱(むぎこき)」、扱き落とした麦の穂から実を落とすのが「麦打」。実を取り去ったあとの「麦稈(むぎがら)」は、麦藁帽子など色々な細工・用途に使われる。

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