燕が南方から渡ってくるのは春半ば。初めは空高く飛翔しているが、しばらくすると人家の軒などに巣を作り雛を育てる。今年(令和7年)は、4月2日に近くのビルの屋上テラスで分厚い雲の下を翔けているのを見かけた。
掲句は高空に初燕を見かけての作品。燕を見かけるときは、既に渡ってきて数日を経、日本の空にも慣れてきている様子だ。風が目に見える訳ではないが、上空には、風と風がぶつかり合い、揉み合う感じがどことなくあった。南方から海を越えてやってきた燕に、本格的な春の到来を思った。平成26年作。
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