竜天に登る

竜は中国古代伝説に登場する想像上の動物で、春分の頃に天に登り雲を起こし雨を降らせるとされる。後漢時代に編纂された中国の最古の字解『説文解字』に、龍は「春分にして天に登り、秋分にして淵に潜む」と記されており、「竜天に登る」は春分(3月21日前後)の頃の季語となり、「竜水に潜む」が秋分の頃の季語となった。春になると竜は天に登って雲を起こし、稲の成長に欠かせない恵みの雨を降らせ、その役目を終える秋にはまた水の底に帰っていく。中国や日本では、竜は、水を司ることから竜神として火災除けや雨乞いの対象として崇められてきた。

,

コメントを残す