「樟(くす)」はクスノキ科の常緑高木。暖地に自生するほか、街路や寺院、庭園などに植えられる。初夏に黄白色の小花を多数つけた後、秋に丸い実が生り、熟すると黒くなる。ムクドリやヒヨドリが実を食べて、種子が散布される。

「樟(くす)」はクスノキ科の常緑高木。暖地に自生するほか、街路や寺院、庭園などに植えられる。初夏に黄白色の小花を多数つけた後、秋に丸い実が生り、熟すると黒くなる。ムクドリやヒヨドリが実を食べて、種子が散布される。

「ジンジャー(ジンジャーリリー)」はインド原産のショウガ科の多年草。日本へは江戸時代に導入され、暖地で栽培されるほか、野生化しているものもある。初秋の頃茎の先に花茎が立ち、純白又はオレンジ色の芳香のある花を密生して咲かせる。別名「花縮砂(はなしゅくしゃ)」。ジンジャーは生姜の英名だが、本種は園芸用に改良されたもので、食用にする生姜とは品種が異なる。

「サフランの花」は南ヨーロッパ原産のアヤメ科の多年草。花は漏斗状の六弁花で淡紫色。
掲句は「サフランの花」に降り注いだ雨が止んで、日が差し始めた情景。空合いの定まらない晩秋の頃の寂びた風景の中に「サフランの花」の淡紫色が鮮やかに見えてくる。「斜めに日」との簡潔な措辞は、夕暮が近い頃の晴れわたった空を思わせる。『俳句』2024年11月号。
イチョウ、クヌギ、プラタナスなど広葉樹の黄葉した葉が落ちること。公園や街路樹などの黄ばんだ葉が日を浴びながら落ち、地面を彩るさまは、深みゆく秋を感じさせる。

錦木(にしきぎ)はニシキギ科の落葉低木。紅葉や赤い実が鮮やかなので秋の季語。庭木や生垣に植えられるほか、端山などにも自生する。5~7月に淡緑色の目立たない花をつけた後、秋に朱色の実ができる。「錦木の実」は「錦木」の傍題。
