山芋(山の芋)は、日本原産のヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性多年草。本州以南の雑木林や荒れ地、道端などに自生するほか、近年は栽培され、芋がトロロとして食用にされる。山芋には、自生種である自然薯(じねんじょ)、中国原産のナガイモ、ツクネイモなどが含まれる。夏、葉の付け根から生じた数本の花穂に、小さな白い花を密生させる。雌雄異株で雄株には雄花が立ち上がり気味に咲き、雌株には雌花が垂れ下がって咲く。地上部が枯れる11月頃が芋の収穫時期。秋に収穫されるので、単に自然薯、山芋、長薯などといえば秋の季語になる。かつて日本で芋といえば、山芋のことを指す言葉であったが、人里で栽培される南アジア原産の里芋が普及するにつれて、里芋に対して、山芋とよばれるようになった。
