大粒の星出揃ひて十日夜

十日夜(とおかんや)は主として東日本で陰暦10月10日に行われてきた収穫祭の行事。新暦では11月中旬。その日は、稲の収穫を感謝し翌年の豊穣を祈って、田の神に餅が献じられるほか、稲刈り後のを束ねて藁づと藁鉄砲を作り、子供達が地面を叩きながら唱えごとをする行事が行われる。害獣であるモグラやネズミを追い払うのだともいう。

掲句は十日夜という言葉から発想した作品。田圃が広がる妻の実家の辺りでは以前行われていたというが、私にはそうした行事の経験はない。既に一面刈田となった光景を思い浮かべながら、夜空を仰ぐと、大粒の星が爛々と光を放っていた。平成23年作。

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