木斛(もっこく)はツバキ科の常緑高木。暖地の海岸に自生するほか、庭園には欠かせない庭木で、古くから武家屋敷、寺院などに植えられてきた。仲夏の頃、白い五弁の小花を下向きに開く。地味な花だが、微かに甘い香りを放ち、蜂などの昆虫がよく集まる。晩秋、緑だった実が赤く熟し、実の皮が割れて種が覗く。

木斛(もっこく)はツバキ科の常緑高木。暖地の海岸に自生するほか、庭園には欠かせない庭木で、古くから武家屋敷、寺院などに植えられてきた。仲夏の頃、白い五弁の小花を下向きに開く。地味な花だが、微かに甘い香りを放ち、蜂などの昆虫がよく集まる。晩秋、緑だった実が赤く熟し、実の皮が割れて種が覗く。

キク科の多年草。山地に自生するほか、観賞用としても植えられる。寒さに強く、溶岩台地などの痩せた乾燥地を好む。細長い葉の縁が細かく裂けて、ノコギリの歯を思わせるところからこの名がある。6~8月頃、茎の上部が枝分かれし、白又は淡紅色の小頭花を多数つける。

膾(なます)は本来、魚・貝・獣などの生肉を細かく刻んだものだが、後に、大根や胡瓜などの野菜を刻んで揉み、生のまま調味酢であえた料理をもさすようになった。瓜膾もその一つで瓜揉(夏季)の傍題。さっぱりした味付けや瓜の歯応えが涼味をもたらす。
掲句は、胡瓜などをその場で刻んで料理する場合でも、持参してきた弁当を広げる場面でもいいだろう。いずれにしても、開放感のある屋外や窓辺での食事風景。暑さが収まっていく夕暮時の風が心地よい。「胸元になじむ」に、女性特有の感性が働いている。『俳壇』2023年7月号。
陰暦7月7日の夕方の意。季節の節目(節句)に行われる年中行事である五節句の一つ。五節句は、人日(1月7日)、上巳(3月3日)、端午(5月5日)、七夕(7月7日)、重陽(9月9日)。6日の夕方に笹竹を立てて願意を書いた短冊などで飾りつけをし、7日又は8日の朝に川や海に流す。七夕は、①日本の神事である棚機(たなばた)、②織姫と彦星の伝説③奈良時代に中国から伝来した行事「乞巧奠(きこうでん)」の3つが習合してできた行事と考えられている。平安時代には、宮中行事として七夕行事が行われるようになり、その後、江戸時代に庶民の行事へと広がった。そして、野菜や果物をそなえて、詩歌や習いごとの上達を願い、五色の短冊に色々な願い事を書いて笹竹につるし、星に祈るお祭りとなった。なお、現在の太陽暦では7月7日はまだ梅雨の時期で天の川を見られないことも多いが、古くは現在の8月上旬から下旬に当たる旧暦の7月7日に七夕の行事が行われており、現在でも旧暦の7月7日に七夕行事を行っているところも多い。


インド原産のハス科の多年生水草。蓮根が食用になることから、古くから各地の池や沼、水田で栽培。梅雨明け前後に茎を直立に伸ばし、宝珠の形をした蕾をつけ、夜明けに淡紅色、紅、白などの大形の花を開く。朝早く開き昼頃に徐々に閉じる。咲いて4日目ほどで散り始める。花が終わると花托が生長し蜂の巣のような形になることからハチス(蜂巣)とも呼ばれる。

