バショウ科バショウ属の多年草。中国南部原産で、平安時代に日本に渡来。バナナの仲間としては最も耐寒性があり、南国風の葉を観賞する観葉植物として、関東以西の庭園や寺院に植栽されている。夏に大きな葉を広げるが、風雨に破れやすい侘びた風情が芭蕉の本意であり、破れが目立つ秋の季語とされている。

芭蕉は、松尾芭蕉の号の由来となった。天和元年、門人の季下から芭蕉の株を送られた松尾芭蕉は、草庵の庭に植え、やがてこの株がよく繁茂して、人々から芭蕉庵と呼び習わされた。その後、芭蕉の侘びた風情が気に入った松尾芭蕉は、「芭蕉」を「桃青」の別号として使い始め、終生愛用した。

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