5月下旬から6月頃、栗のクリーム色の細長い雄花が散った後、その根元についた雌花が毬栗になる。丁度雨が降り続く頃で、ある日ふと葉叢に青々とした小さな毬栗が生まれていることに気づくことが多い。この頃の毬栗は触ってみたくなるほど瑞々しく柔らかい棘に包まれている。その後青栗は、夏の深まりとともに日に日に成長していく。

青林檎、青柿、青葡萄、青胡桃、青柚などが夏の季語になっているのに対し、青栗は季語とされていないが、成長途上の青栗には、熟しきった栗にはない未熟さ、若々しさがあり、周囲の風光とともに詠むことができるだろう。

,

コメントを残す