麦は、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバクなどの総称。中央・西アジアの乾燥地帯が原産で、コムギ、オオムギは人類が農耕を始めたときからの最も歴史の古い作物であり、日本へも大陸から伝来して、栽培が始められた。晩秋に蒔かれた麦は、冬を越し春に育って、翌年の初夏には黄ばんで成熟する。俳句で「麦」といえば、黄熟した初夏の麦畑を思い浮かべる。「麦の秋」「麦秋」は、麦の刈り入れ間際の頃をいう時候の季語。
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