「冴ゆ」は寒さが極まり、大気や色、音などが澄み切って感じられる状態を表し、具体的な語と結びつけて使われることが多い。「月冴ゆ」もその一例で、寒さの厳しい冬の夜に、月が澄み切ってみえること。 寒い日は空気が澄んでいて、夜空に浮かぶ月が、普段よりもくっきりと引き締まって見える。

「冴ゆ」は寒さが極まり、大気や色、音などが澄み切って感じられる状態を表し、具体的な語と結びつけて使われることが多い。「月冴ゆ」もその一例で、寒さの厳しい冬の夜に、月が澄み切ってみえること。 寒い日は空気が澄んでいて、夜空に浮かぶ月が、普段よりもくっきりと引き締まって見える。

「無患子」はムクロジ科の落葉高木。関東以西の山地に自生するほか、寺社や庭園に植えられる。6月頃淡緑色の花を咲かせた後、秋に実が熟れるが、互生する葉の黄葉も鮮やか。単に「無患子」といえば秋の季語だが、特に黄葉に焦点を置いて詠むときは、「無患子黄葉」と表現するのもいい。

オミナエシやアザミなど人々に広くその名が知られている草花が、冬の訪れとともに枯れていくこと。実際に詠む場合は、「名の草枯る」という語自体を詠むのではなく、草花の名を冠した形で、「枯薊」、「枯竜胆」、「枯葛」などと詠み込むことになる。
下の写真は枯れた猫じゃらし。


紅葉を散らしてほぼ枯木になった桜とその向こうに立つ三重塔。朝、ある禅寺の庭園内で撮ったものである。三重塔は、開山400年を記念して建てられたという。木肌の木目が美しい仏塔である。
「秩父夜祭」は埼玉県秩父市の秩父神社の例大祭。毎年12月3日に行われる。かつては絹の大市のフィナーレを飾る祭りであり、お蚕祭と呼ばれた。
掲句は、祭当日、秩父神社の神馬舎に立ち寄っての作品。御神幸行列に供奉する2頭の神馬(しんめ)が、静かに出番を待っていた。夜闇が下りてくるとともに、盆地の大気は冷え込み、人々の吐く息も神馬の息も白々と見えた。見るもの聞くものに、祭が佳境に入る前の緊張感が感じられた。平成23年作。