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俳句の庭

  • 遅き日

    2月 7th, 2026

    春の夕日がなかなか沈まず、夕暮れ時が永くなること。冬の短い日中とは異なり、太陽が傾くのが遅く、のどかでゆったりとした時間が流れる。「遅日(ちじつ)」の傍題。なお、実際に最も日暮れが遅くなるのは夏至(げし)の頃。

  • 頭突き強さうな仔牛ぞ雲雀東風

    2月 7th, 2026

    「雲雀東風(ひばりこち)」は雲雀(ひばり)が空高く舞い上がって鳴く頃に吹く東風(こち)のこと。太平洋から大陸へ吹く東風は春を告げる風であり、その時期に咲く花や動物の名を冠して「梅東風(うめごち)」「桜東風(さくらごち)」などともいう。

    掲句は、野辺山高原のとある牧場風景。広いエリアに放し飼いされた牛たちが、ひと夏をのびのびと過ごしていた。親牛たちは草を食むのに余念なく、その傍らで、角が生える前の仔牛たちが頭を突き合わせてじゃれ合っていた。人と同様、仔牛にも遊び盛りの時期があるのだろう。平成20年作。『春霙』所収。

  • 春さき

    2月 6th, 2026

    まだ寒さが残る中でかすかな春の訪れを感じる時期。おおむね立春以降2月末頃までをいう。手元の歳時記には「早春」の傍題として出ている。改まった手紙などよりも日常会話や気象用語で比較的よく使われる言葉。

  • 立春の朝の満月

    2月 6th, 2026

    立春(2月4日)の早朝、地元の神社のクスノキに昨夜の満月が残っていた。凍てついた玉砂利をジャリジャリ踏んで参拝した。昨夜は境内で豆撒きが行われたのだが、跡形もなく片付けられていた。

  • 灯冴ゆ

    2月 6th, 2026

    冬の厳しい寒さの中で、灯火の光が鋭く鮮明に感じられること。冷え込んだ冬の夜の街灯や家の明かりには、刺すような冷たい美しさがある。「冴ゆ(さゆ)」の傍題(副題)の一つ。「冴ゆ」は寒さが極まり、空気や光、音が澄み渡る状態を表す冬の季語である。「月冴ゆ」「星冴ゆ」などともいう。

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