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俳句の庭

  • 余寒

    2月 6th, 2024

    暦の上では立春を過ぎ、春を迎えてはいるものの、まだ残る寒さのこと。立秋後の暑さを「残暑」と呼ぶのに対応している。「冴返る」「春寒」とほぼ同様の意味だが、ヨカンという漢語の硬い響きには、他の季語にない味わいがある。

  • 春の雪

    2月 6th, 2024

    春になってから降る雪。関東以西の太平洋側では、立春を過ぎてから雪に見舞われることが多い。発達した低気圧が太平洋側を通るとき、気温が低いと太平洋側に雪をもたらすことになる。通常では雨となるところ、上空の気温の一時的な低下により雪となったもので、降りつつも緩んだ気温に触れて融けやすい。

  • 春隣鳥に目敏きみどりごも

    2月 5th, 2024

    「春隣」は「春近し」ともいい、近づいてくる春を待つ心が込められている冬の季語。

    掲句は、冬も終わりの頃、ときどき家に遊びに来る孫を外に連れ出したときの作品。対象は2歳になったばかりの男の子で、日向を歩く鳩や雀を目敏く目で追っていた。彼は泊まりに来るたびに言葉が増え、悪戯が増え、その成長ぶりに驚かされるが、「孫」と表現しては句が甘くなって佳句が得難いとよく言われるので、「みどりご」と普遍的な表現を用いて、孫と祖父という関係を作品から消し去ることにした。令和5年作。

  • 雛祭

    2月 5th, 2024

    幼い女子の健やかな成長を祈って3月3日の節句に行われる年中行事。雛人形に桜や橘、桃の花など木々の飾り、雛あられ、菱餅などを供え、白酒やちらし寿司などの飲食を楽しむ節句祭。「桃の節句」とも呼ばれるのは、旧暦の3月3日が桃の花の時期であったことによる。人の穢れを移した人形(ひとがた)を川に流すという上巳の日の祓の行事と、雛遊びの風習が結びついたものとされる。

  • 榛の花

    2月 5th, 2024

    榛(はん)の木は、カバノキ科の落葉高木。全国の低地や湿地、沼の周囲などに自生。春になって間もない頃、葉より先に花を咲かせる。雌雄同株。雌花は小さい楕円形の紅紫色で、枝の下部に咲く。目立つのは雄花の方で、暗紫褐色の細い円筒状に垂れる。水田の畦に植えて稲架木(はさぎ)に利用される木でもあり、農事との関わりは深い。

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