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俳句の庭

  • 深呼吸して春山を肺の内 髙柳克弘

    1月 17th, 2024

    春の山は明るい光と温かな空気に包まれて、ものの命に溢れている。冬の間、眠っていたものたちが一斉に目覚めて活動を始める。

    掲句は、「春山」を眼前にして、深々と胸に空気を吸い込んだときの感触を句にしたもの。命あるものたちが活動する「春山」が丸ごと肺腑の中に収まったとの表現からは、春を迎えた喜びが実感として伝わってくる。「虚に居て実を行う」という芭蕉の言葉も思い起こされる。『俳壇』2024年2月号。

  • 大寒(だいかん)

    1月 17th, 2024

    二十四節気の一つ。陽暦では1月20日頃。期間としては、この日から次の節気の立春前日まで。一年で最も寒い時期に当たる。大寒の前の約15日間を小寒(しょうかん)といい、大寒、小寒を合わせて「寒の内」と称する。寒さが厳しい中にも、常緑樹や屋根に降り注ぐ日差しの眩しさが感じられる時季である。

  • 万年青の実

    1月 17th, 2024

    万年青(おもと)は日本原産のユリ科の多年草で、宮城県を北限に本州以西に自生するほか、観葉植物として庭などに植えられる。夏に葉の間から花茎を伸ばし穂状に淡緑色の花を咲かせた後、球形の実を結ぶ。実ははじめは青いが、秋の深まりとともに深紅に熟する。

     

  • 青空の裏も青空鵙日和 渡辺誠一郎

    1月 16th, 2024

    鵙(もず)は繁殖期を過ぎて秋になると、縄張りを主張して高い梢などで鋭い声を放つ。鵙の声が澄んだ大気にひびく、その頃の晴れわたった日のことを「鵙日和」という。

    掲句は、鵙日和の青々とした空を、「青空の裏も青空」と表現したところがポイントだ。実際、その頃の空は、空の向こう側にも青々とした空が広がっているのでは、と思わせるようなからりと澄み切った青さだ。感じ取ったことを的確に見える形で表現した一句といえる。『俳壇』2024年2月号。

  • 雪しろ

    1月 16th, 2024

    山などに積もった雪が春の暖気で解けて、川や野原にあふれること。土を巻き込んで川や海が濁るので「雪濁り」ともいう。

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