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俳句の庭

  • 雁風呂や死とはあの世を生きること 井上裕太

    1月 23rd, 2024

    「雁風呂(がんぶろ)」は、雁が北へ帰ったあと、海岸に落ちている木片を拾い、それを薪にして焚いた風呂のこと。木片は雁が渡りの途中海上で休むために必要としたもので、残された木片は雁が死んだ数であるとして供養のために風呂をたてたという。東北外が浜の風習という。

    掲句は「雁風呂」という季語から発想した作品。「雁風呂」は北辺の地の習俗で、死んだ雁を供養する意味合いがあるが、作者は、雁に限らず、人や生きとし生けるものの死に思いを広げた。「死とは」と一般化した表現ぶりだが、作者の胸中には、死してもあの世で生き続けている大切な人の面影があるのだろう。『俳句四季』2024年2月号。

  • 寒の雨

    1月 23rd, 2024

    寒中に降る雨のこと。冬の雨のうち、特に寒の内(寒の入から立春の前日まで)に降る雨をいう。冷え込みがきつくなれば、雪に変わる雨である。冬の雨より一層厳しい寒さ、冷たさが四肢を包む。

  • 鳰(かいつぶり)

    1月 23rd, 2024

    カイツブリ科の鳥で、日本ではほとんどが留鳥だが、冬に渡来するものもある。湖沼や川に棲み、水を搔いて泳いだり潜水したりして過ごす。夏には葦や水草を集めて浮巣を作り、雛を育てる。「鳰(にお)の浮巣」は夏の季語。

    写真のカンムリカイツブリは、ユーラシア大陸中部・アフリカ・オーストラリア・ニュージーランドに分布。日本には冬鳥として九州以北に渡来する。

  • 真つ直ぐに立つ意志のあり枯芭蕉 今瀬剛一

    1月 22nd, 2024

    夏には青々と葉を広げていた芭蕉も、冬になると葉がぼろぼろに枯れ、見る影もない姿となる。しかし、地下茎は枯死することなく越冬し、春先になると新しい茎と葉を出す。

    掲句は、「枯芭蕉」の蕭然と枯れ尽くした姿の中に、生きる「意志」を汲み取った作品。葉は枯れてだらりと垂れ下がっても、茎は直立のまま立ち続ける芭蕉。作者はその姿から「真つ直ぐに立つ意志」を掴み取った。そして、それは作者自身の志(こころざし)の反映でもある。対象に向けられた観照の深さの賜物だ。『俳句界』2024年1月号。

  • 三寒四温

    1月 22nd, 2024

    晩冬の頃、三日ほど寒い日が続くと、その後四日ほどは暖かい日が続くというように、周期的に起こる気象現象。寒暖の変化を繰り返しながら、少しずつ春が近づいてくる。冬のシベリア高気圧から吹き出す寒気が周期的に強まったり弱まったりすることに由来する現象で、朝鮮半島や中国東北部に典型的に現れるが、日本でもみられる。

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