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俳句の庭

  • 車前の花

    5月 23rd, 2024

    「車前草(おおばこ)」はオオバコ科の多年草で、山野や道端などに自生する。初夏の頃、葉の間から花茎を出し、小さな白い花を穂状につける。牧草として飼料になる。

  • 洗ひたての山のあをさよ夏燕 花野くゆ

    5月 22nd, 2024

    夏燕は夏に見かける燕のこと。軒下の巣に餌を運ぶ親鳥の忙しない飛翔や巣立ったばかりの幼鳥が親鳥から空中で餌を受けるさまなどは、夏の間身近に見られる光景だ。

    掲句は、初夏の頃の瑞々しい新緑で覆われた山と、山間を飛ぶ生気あふれる燕の姿を取り合わせた作品。「夏燕」は点景で、句のモチーフは、夏を迎えた山の滴らんばかりの緑にある。「あをさよ」との詠嘆が、作者の感動の焦点をよく表している。『俳句四季』2024年6月号。

  • 酢漿の花

    5月 22nd, 2024

    酢漿(かたばみ)はカタバミ科の多年草。田畑の畦、土手、道端などに生えている。夏、葉腋から花柄を出し、黄色の小さな五弁化を上向きに開く。葉は苜蓿(うまごやし)に似た3枚の小葉からなる。葉や茎は、シュウ酸塩を含んでいるため、咬むと酸っぱい。

  • 尺蠖(しゃくとり)

    5月 22nd, 2024

    シャクガ科の蛾の幼虫。枝や葉を食べて成長する。歩く時、屈伸するさまが指で尺を取るのに似ているのでこの名がある。「尺取虫」「寸取虫」「屈伸虫」などとも呼ばれる。

  • 白靴で降り立つ潮の香のホーム 島田由加

    5月 21st, 2024

    「白靴」を履くのは夏に限ったことではないが、季語としては夏季に分類されている。見た目が涼しげだし、夏の装いには白や薄い色の靴が似合う。

    掲句は、夏の装いで海辺の駅に降り立ったときの軽やかな心持ちが表れている作品。無造作に言葉を並べたような破調の作品だが、その無技巧なところが句の味わいになっている。『俳句四季』2024年6月号。

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